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レディ・ジョーカーを見た。 高村薫さんの小説は好きで、「マークスの山」を読んでから合田刑事のファンになり、この「レディ・ジョーカー」上下刊の小説も、「なんてすばらしい小説だ。ミステリの範疇に収まりきらない傑作だ。」と思っていたので期待していた。 映画を見ての感想はガッカリかな。 まず、小説では警察権威の象徴として出てくる、警視庁捜査一課長がミスキャスト。なよなよした官僚的な役者で全く合っていなかった。津嘉山正種さんがやれば声も存在感ある雰囲気もピッタリだと思った。 半田修平役の吉川晃司は後半ネチネチした感じがいい味出しているが、 若すぎるよ。小説だともっと年齢上でしょという感じ。 もちろん、物井役の渡哲也や合田役の徳重聡、平瀬刑事役の國村隼といった、上手くて見ていて惹きこまれる役柄の人もいる。 登場人物として重要な、合田兄の加納や新聞記者の根来が登場しないのでは、物語が中途半端、薄っぺらくなるのは当然であって、やはり2時間ぐらいでは表現しきれる物語ではない。社会の“闇”の部分も殆ど描かれていないし。 あの本のよさを映像で見せるには最低5時間は必要だ。 こういうものこそNHKの重厚なドラマで全5回6回、計5~6時間かけてしっかり描けば名作になるはずなのに。それともフジテレビの白い巨塔やってた木曜22時のドラマ枠でやればとも思うが、フジだとキャストに分けわかんないタレントが入ることがあるからダメか。 もういちど小説版を読み直して感慨に耽りたい気分になる。
by daitan8
| 2005-01-04 14:12
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